2017年5月14日日曜日

DHCP サーバーによる IP アドレスの割り当て

ネットワーク上でデータ通信(パケットのやり取り)を行うためには、 コンピュータ(クライアント)には IP アドレスが割り当てられている必要があります。ネットワークに追加されるクライアントに対して都度 IP アドレスを付与するのは管理側には手間となります。

この問題を解決する方法として DHCP サーバーがあります。DHCP サーバーを利用すると、IP アドレスを自動的に生成して割り当てを行ってくれます。

DHCP に対応したクライアントは、下記1~8のような流れで DHCP サーバーから IP 取得します。なお、基本的に DHCP サーバーはネットワーク(LAN)上に1つ必要となります。


1.クライアント
ネットワーク上に DHCP サーバーがあるかを確認するためのパケットをネットワーク上に送信

2.DHCP サーバー
1で流されたパケットを受信して、応答パケット(DHCPOFFER)をネットワーク上に送信

3.クライアント
DHCP サーバーからの DHCPOFFER を受信

4.クライアント
IP アドレスを要求するパケット(DHCPREQUEST)をネットワーク上に送信

5.DHCP サーバー
クライアントからの DHCPOFFER を受信

6.DHCP サーバー
IP アドレスをネットワーク上に送信(DHCPACK)

7.クライアント
IP アドレスの受信

8.クライアント
IP アドレスが決まったことをネットワーク上に送信

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